ご案内

 日頃よりダライ・ラマ法王、並びにチベット亡命政権、宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会(スーパーサンガ)の活動に格別のご理解とご支援を賜り、心より御礼を申し上げます。
 さて、二月初めにチベット亡命政権ロブサン・センゲ主席首相が来日することになりました。つきましては下記の要領で講演会を開催し、チベットの現況報告と亡命政権の今後の方針を訴えたく存じます。
 皆様ご多忙中とは存じますが、何卒多くの方々のご来臨を賜りたく、謹んでご案内を申しあげます。

平成29年(2017年)吉日
ダライ・ラマ法王日本代表部
並びにスーパーサンガ

▼演題 チベットの悲劇、今後の道は?
▼日時 平成29年(2017年)2月12日(日)午後2時
▼会場 東京グランドホテル3階「桜の間」
  東京都港区芝2-5-2 ☎03-3456-2222
  都営三田線「芝公園駅」A1出口 徒歩2分
  JR山手線・京浜東北線「浜松町駅」南口S5階段 徒歩10分
▼参加費 1,000円
▼お問い合せ先 03-5840-6460 または、090-2329-2352(小島)
 
●記者会見 2月12日(日)午後3時 講演会終了後 同会場

 

主席大臣ロブサン・センゲ氏について

ロブサン・センゲ氏ロブサン・センゲ氏(1968年10月3日)は亡命チベット人社会で生まれ育ち、地元ダージリンの中央チベット学校(CST)に通学。その後、デリー大学で英文学と法律を学び卒業。1992年には最年少の TYC(チベット青年会議)執行部委員に選出されている。
1996年、フルブライト奨学生に選ばれ、ハーバード大学で修士過程を修了。その後、2004年にはハーバード・ロー・スクールでチベット人としては初めて法学博士号を取得。博士論文『亡命チベット政権の民主主義と歴史(1959−2004)』は Yong K Kim 賞を受賞している。2005年、米国教育省から学費を免除され、米国で引き続き研究することを許可された。
センゲ氏は国際法、立憲民主主義(Democratic constitutionalism)、および紛争解決を専門としている。これまでに世界各地で講演を多数行い、中国有数の大学の著名な中国人学者らとも議論をしており、現代中国の政治や法にも精通している。中国、チベット、インドそして西洋の学者らを集めて、これまでに7回の大規模な会議を主催している。2003年と2009年にはハーバード大学でダライ・ラマ法王と中国人学者との会議を実現させている。
2007年、センゲ氏はアジア・ソサイエティが選出した『アジアのヤングリーダー』24人の一人に選ばれ、世界中の最も優れた法律家や裁判官が集うワールド・ジャスティス・フォーラム(オーストリアのウィーンで開催)にも出席した。
2008年には米国上院外交委員会、東アジア・太平洋地域小委員会において、米国国務副長官であったジョン・ネグロポンテ氏と共に専門家として証言を求められている。
ダラムサラにも定期的に訪れ、チベット政権の関係者らとも広く交流してきた。ダラムサラ内外で数多くの講演や研究会を行い、インドの亡命チベット人社会や寺院、学校も訪問している。また、チベット食糧プロジェクトのコーディネーターでもあり、チベット教育機関(Sherig Lekhung)の多くの学校を援助している。
2011年8月8日に行われた新主席大臣就任式では、ダライ・ラマ法王も次のように述べられている。
「私が若かったとき、年長のタクダ・リンポチェ(Takdrag Rinpoche)は私にシキョン(政治的指導者の地位)を引き継ぎました。今日、私は若きロブサン・センゲにこれを引き継ごうとしています。私は今、長いあいだ胸に温めてきたゴールに到達しようとしているのです」
2016年5月27日にチベット亡命政権の主席大臣が2期目就任、5年間任期。