2017年11月10日~21日の期間、ダライ・ラマ法王は熊本震災法要をはじめ、東京・福岡・熊本を訪問し、法話・灌頂・講演を通して日本の皆様との交流を楽しみにしておられましたが、主治医より「長距離の移動を控え休養の時間を持つこと」を勧められたため、今回は大事をとって来日を中止する運びとなりました。チケットの払い戻しなど、詳細につきましては10月13日の記事をごらんください。

21世紀を生きる為の慈悲と利他の教え──人はどこから来て どこへ往くのか

 来たる平成29年11月15日、ダライ・ラマ法王14世を熊本にお招きし、仏教講演会を下記の通り開催する運びとなりました。
 昨年4月に発生した熊本地震は、県内各地に大きな被害をもたらしました。日本中の方々の支援と県民一人一人の努力によって少しずつ復興に向かいつつありますが、地震から一年以上経った今なお、震災前の生活を取り戻せずに、苦悩している人達が多くあることも事実です。
 2,500年前、お釈迦様によって説かれた仏教は、生老病死という人間誰しもが避けられない苦しみと正面から向き合い、自分の心を見つめ、相手を思いやる心を育んでゆくことで、人生の様々な試練を乗り越えてゆくことを教えています。
 チベット仏教の最高指導者であり、ノーベル平和賞受賞者であるダライ・ラマ法王14世は、混迷を深める世界の中で、人々がお互いを慈しみ、赦し合うことの大切さと、対話によって世界に平和をもたらすことができるということを説き続けてこられました。

 この度、熊本の地に法王をお招きし、私達日本人の文化の根底に流れる仏教の慈悲と利他の教えとともに、人のきずな、輪廻する命、そして生きるとは何か、を説いて頂くことは、震災で傷ついた熊本県民ばかりでなく、対立の時代に向かいつつある現代を生きる全ての人に希望と勇気を与えるものになると確信しています。是非この仏教講演会にご参加下さいます様、ご案内申し上げます。

ダライ・ラマ法王熊本仏教講演会実行委員会

熊本仏教講演会 詳細情報

開催日時2017年11月15日(水)10:00~12:00
※ 開催時間が10時~12時に変更されました【更新日:8/28】
会場熊本ホテルキャッスル 2階 キャッスルホール
熊本県熊本市中央区城東町4-2
定員600名
受講料10,000円
受講申込※チケット完売
主催ダライ・ラマ法王熊本仏教講演会実行委員会
協力NPO法人 Samayaプロジェクト21
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
お問合せ先ダライ・ラマ法王熊本仏教講演会実行委員会 事務局
〒860-0811 熊本市中央区帯山4-5-18(医療法人祐基会 帯山中央病院内)
TEL:096-382-5164 FAX:096-382-6139
E-mail:hhd-kumamoto@higo.co.jp

ダライ・ラマ法王14世(本名:テンジン・ギャツォ)

1935年、チベットアムド地区生まれ。2歳の時にダライ・ラマ13世の転生者として認定される。1959年、中国の侵略から逃れインド亡命し、北インドのダラムサラにチベット亡命政権を樹立。世界各国で慈悲の心と慈悲の力の教えを説き続け、1989年にノーベル平和賞受賞。2010年、アメリカ政府から民主主義功労勲章を授与され、2011年には寛容と平和の提唱者として世界の象徴的政治家トップ25に『TIME紙』によって選出された。科学に壮詣が深く、30年以上に渡り世界の科学者たちと次世代の幸せと平和を目指して対話を続ける他、各界の宗教者たちと交流を深める。2016年、『マインド・ボディ・スピリット』春季号により、ダライ・ラマ法王が、「世界で最も精神的に影響力のある100人」の人物ランキングで第1位に選ばれた。

関連リンク

ダライ・ラマ法王
法王来日履歴
◎この情報の元記事:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所